2012年03月26日

プレッシャーに負けない

有名老舗ホテルの料理長は言いました。

「料理は人なり」

毎朝日課として、必ず各部署を周り、全員に話しかけているそうです。
そして全員の心身の状況を把握しています。

「料理を作るみんなが元気じゃないと、おいしい料理は出来ない。心が味を変える。」
そう思っているからです。

確かに、自分のことを振り返ってみても、なんか料理がうまくいったなと思う時は、自分が元気なときな気がします。


彼の前任者はカリスマ的存在で、その後を継ぐ自分へのプレッシャーがあまりにも大きく、
最初は、そのプレッシャーに押しつぶされそうになり、自分の殻の中に閉じこもり、話しかけづらい雰囲気を自分から作っていました。

自分はカリスマにはなれない。言葉でも何をどう伝えていいのかわからない。
でも、背中でなら見せることが出来る。伝えることが出来る。そう思い、彼は現場で立ち続けました。
トップに立つ方なのに、時間がある時は率先して、今でも下ごしらえも行なっているそうです。

まさに「背中で語る」です。

私のような若輩ものがいう言葉ではないのかもしれませんが、この方はいろいろな意味で「不器用」なのかもしれません。
でも不器用なりに、言葉がなくても、伝えるべきことは部下に伝わっています。

もし、ずっと自分の殻に閉じこもったままであったならば、きっと今でも独りで、プレッシャーという見えない壁と闘いながら、部下とのコミュニケーションはとれないままであっただろうと思います。

言葉なくしてのコミュニケーションも、人間が行うコミュニケーションの中で大事な位置を占めていることを、改めて実感したような気がしました。
posted by チアキ at 13:47| 日々の出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。